コラムColumn
ホワイトニングで白くなる歯と白くならない歯の違いは?白くならないケースと対処法について
みなさん、こんにちは。
「武蔵小金井駅」南口から徒歩2分の歯医者【みやはら歯科クリニック武蔵小金井】です。
口元はお顔全体の印象を決定付けるパーツの一つです。
歯が白いとお顔が明るくなり、笑顔がより輝きます。
相手に与える印象もよくなることから、ビジネスシーンでも重要視されるようになり、年齢や性別に関係なく、歯を白くしたいと希望される方は増えています。
歯を白くしたい方は、当院にご相談ください。
当院では、
・歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」
・ご自宅などでご自身で行う「ホームホワイトニング」
・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する「デュアルホワイトニング」
の3種類のホワイトニングから、ライフスタイルや白さの希望に合わせてお選びいただくことが可能です。
歯科のホワイトニングでは、専用の薬剤を使用して歯の黄ばみの原因を取り除くことで、白い歯を取り戻します。
ただし、すべての方が同じような効果を得られるとは限りません。
また、ホワイトニングでは白くできない歯もあります。
ここでは、ホワイトニングで白くなりにくいない歯についてお話しします。
宮原 慎太郎 院長
2018年 東京医科歯科大学卒業
2018年 東京医科歯科大学にて臨床研修
2019年 医療法人社団悠和会 北野坂鳥居歯科医院 麻布十番歯科オーラルケア 兼任
2020年 医療法人社団悠和会 麻布十番歯科オーラルケア 分院長就任
2023年 みやはら歯科クリニック 開院
医院名:みやはら歯科クリニック 武蔵小金井
所在地: 〒184-0004
東京都小金井市本町1丁目8―11
アーバン武蔵小金井1F
ホワイトニングで白くなりにくい歯とは?
歯はさまざまな要因で黄ばみます。
黄ばみの原因によっては、ホワイトニングでは白くできないことがあります。
人工的に作られた歯や被せ物
ホワイトニングで白くできるのは天然の歯だけです。
詰め物・被せ物・人工歯など、人工的に作られた修復物には、効果がありません。
人工物は素材にもよりますが、長期間使用しているうちに変色することがあります。
修復物を白くした場合は、新しく作り直すことが必要です。
修復物を含めて全体的に歯を白くしたい場合は、まず周りの歯をホワイトニングしてから、ホワイトニング後の色に合わせて修復物を作り直します。
金属によって変色した歯
以前はむし歯を治療する際は、感染部分を削って銀歯で補っていました。
銀歯を長く使っていると、お口の中で錆びて金属イオンが溶け出すことがあります。
溶けだした金属イオンが歯の表面に染み出すと、歯が黒ずんでしまうのです。
銀歯による変色の場合は、ホワイトニングで白くできません。
一般的には、金属でできた修復物を取り除いて、メタルフリーの白い歯に交換する治療を行います。
薬の服用が原因で変色した歯
永久歯が形成される時期に、テトラサイクリン系の抗生物質を多く摂取すると、歯のカルシウム成分と結合します。
カルシウム成分と結合したテトラサイクリンは象牙質に含まれて、薄いオレンジがかったような色になります。
象牙質の色はエナメル質を通して透けて見えるため、歯が黄色く見えるのです。
抗生物質の服用が原因で変色した歯は「テトラサイクリン歯」とよばれています。
テトラサイクリンのように内部に原因がある場合は、歯の表面に沈着した黄ばみを取り除く「通常のホワイトニング」では、白くするのが難しいとされています。
けれども、変色の程度によっては、ホワイトニングをくり返し行うことで次第に黄ばみが改善される可能性がありますので、まずはご相談ください。
エナメル質が原因で変色した歯
歯の一番外側にあるエナメル質が生まれつきうまく作られない「エナメル質形成不全症」では、歯の一部が変色したり欠けたりすることがあります。
「エナメル質形成不全症」の程度は、お一人お一人で異なるものです。
軽度のエナメル質形成不全では、歯の表面に白濁や黄色や茶褐色への変色が見られます。
歯の変色だけでなく表面がゴツゴツと粗くなるのが中度の症状です。
重度の場合、歯の形が欠けていたり、表面が凸凹したりすることで、象牙質が表に出ている状態の方もいらっしゃいます。
象牙質はもともと黄色味のある色をしています。
エナメル質が十分に形成されないことで、歯が黄ばんでいるように見えるのです。
外部からの着色とは異なるため、ホワイトニングを行っても、目に見えて歯が白くなるほどの効果が得られない場合があります。
また、エナメル質が十分に形成されていないため、薬剤がしみて知覚過敏になる恐れもありますので、症状によっては、セラミックの薄い板のようなものを張り付けて形や色を整える「ラミネートベニア」をご提案することがあります。
神経が損傷したことによって変色した歯
外部からの衝撃やむし歯などで歯の神経が死んでしまうと、歯は次第に黒ずむことがあります。
健康な歯の内部には、神経や血管が通っています。
血管を通して、歯に栄養を運び古くなった物質と入れ替える「代謝」を行っているのです。
むし歯が重症化して歯の神経に達すると、神経に炎症が起きて最終的に死んでしまいます。
また、衝突や転倒などによる外部からの強い力が加わることで歯の神経が死んでしまうこともあるのです。
歯の神経と血管を失うと、内部に含まれていたタンパク質が劣化して黒く変色します。
その変色したタンパク質が透けて、歯の色が黒っぽく見えるのです。
歯が変色している原因が内部にある場合は、外からホワイトニングを行っても効果が得られにくいとされています。
このような場合は、歯に穴を開けて内部にホワイトニング剤を注入する「ウォーキングブリーチ」をご提案しています。
ホワイトニングで白くなりにくい場合の対処法
通常のホワイトニングで白くなりにくいと判断された場合は、次のような方法をご提案します。
セラミック治療
ホワイトニングで白くできない場合でも、セラミック治療を行えば色を調整することが可能です。
セラミック治療では、セラミックやジルコニアなどの素材を被せて色や形を整えます。
セラミックやジルコニアは金属を使用していませんので、金属アレルギーの心配もありません。
セラミックは、陶器を歯科用に強化した素材で、光を通す性質があるため、天然の歯のような透明感やツヤが再現できます。
セラミック治療のメリット
・周りの歯の色に合わせて色を調整できる
・耐久性があり経年劣化しにくい
・短期間で白い歯が手に入る
セラミック治療のデメリット
・セラミック治療では、被せ物をするために健康な歯を削る必要がある
・強い力がかかると破損する恐れがある
ウォーキングブリーチ
神経を失ったことで変色している歯を白くする方法です。
むし歯やケガなどによって神経を失ってしまった歯は、徐々に変色していきます。
通常のホワイトニングでは白くすることが難しいため、歯に開いた穴から高濃度の薬剤を直接注入して歯を白くします。
ウォーキングブリーチは、
・神経がない歯の変色にお悩みの方
・なるべく削らずに歯を白くしたい方
に適した治療法です。
ウォーキングブリーチの手順
当院のウォーキングブリーチは次のような手順で進めます。
1.お口のチェック
まずは、歯の状態を確認します。
むし歯があれば治療を優先します。
2.薬剤の注入
神経を取る治療を行った際に注入した薬剤を一度取り除いて、そこに漂白剤を入れます。
3.薬剤を交換する
薬剤を新しいものに交換します。
2〜3回ほど繰り返して、理想の白さに近付けます。
4.詰め物で蓋をする
理想の白さになれば、樹脂などの詰め物でフタをします。
ウォーキングブリーチの注意点
ウォーキングブリーチを行う際は次のことに気を付ける必要があります。
・歯根が破折する恐れがある
歯の神経を失うことで、歯質はもろくなっています。
さらに、薬剤の出し入れで歯に負担がかかる恐れがあり、まれに破折することがあるのです。
・ 痛みが出ることがある
ホワイトニングでは、薬剤を歯の表面に塗って化学反応を起こして、歯の黄ばみの原因を取り除きます。
歯の中に薬剤を入れることで、内部での圧力が高まって痛みが生じることがあるのです。
痛みがおさまらない場合は、ホワイトニング剤を除去する必要があります。
・効果は永遠には続かない
どのホワイトニングにもいえることではありますが、ウォーキングブリーチでキレイな白い歯になっても何年か経つと、再び変色するリスクがあります。
キレイな歯を維持するためにも、定期的に歯科に通ってメンテナンスを受けましょう。
ガムブリーチ
当院では、黒ずんだ歯ぐきを自然なピンク色に戻す「ガムブリーチ」も行っています。
歯をホワイトニングで白くしても、歯ぐきが黒ずんでいては見た目の印象もあまりよくなりません。
ガムブリーチは、色素が沈着することで、黒っぽく変色した歯ぐきに専用の薬剤を塗布して再生を促します。
専用の薬剤を数回塗布すると、歯ぐきの表面が脱落し、キレイな歯ぐきに生まれ変わるのです。
ガムブリーチの手順
ガムブリーチの手順について説明します。
初診カウンセリング
お悩みや仕上がりの希望をおうかがいします。
お口をチェックして治療が可能かどうかを判断します。
歯ぐきの洗浄・消毒
歯ぐきを洗浄・消毒します。
薬剤の塗布
歯ぐきに薬剤を塗布します。
その後洗い流して乾燥させてから、再び薬剤を塗布します。
個人差はありますが、施術後3〜4日で歯ぐきが白っぽくなり、約2週間ほどで自然なピンク色の歯ぐきに戻るのが一般的です。
ガムブリーチのメリットとデメリット
ガムブリーチにはメリットとデメリットがあります。
ガムブリーチのメリット
・一回の施術で終わる
・痛みが少ない
・ダウンタイムがない
ガムブリーチのデメリット
・熱いものや刺激物を口にすると痛みを感じることがある
・適応できないケースもある
銀歯から溶け出した金属イオンが歯ぐきに沈着して黒ずんでいる場合は、ガムブリーチだけでは改善することはできません。
銀歯を金属を使っていない素材の修復物に交換する治療が必要です。
歯を白くしたい方は「みやはら歯科クリニック武蔵小金井」にご相談ください
小金井市の「みやはら歯科クリニック武蔵小金井」は、JR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩2分と、駅から近く、お仕事やお買い物の帰りなどに立ち寄りやすい歯科医院です。
3種類のホワイトニングからご自身に合うものをお選びいただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
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