コラムColumn
当院に導入されているCT撮影装置について
こんにちは、みやはら歯科クリニック武蔵小金井院長の宮原慎太郎です。今回は当院に導入しているCT撮影装置モリタ ベラビューX800についてお話しします。
他のレントゲン画像では、基本的には2次元での画像の評価になりますが、CTの画像は奥行きを含む3次元での評価が可能となります。

宮原 慎太郎 院長
2018年 東京医科歯科大学卒業
2018年 東京医科歯科大学にて臨床研修
2019年 医療法人社団悠和会 北野坂鳥居歯科医院 麻布十番歯科オーラルケア 兼任
2020年 医療法人社団悠和会 麻布十番歯科オーラルケア 分院長就任
2023年 みやはら歯科クリニック 開院
医院名:みやはら歯科クリニック 武蔵小金井
所在地: 〒184-0004
東京都小金井市本町1丁目8―11
アーバン武蔵小金井1F
Contents
CT撮影の強み
CTの撮影を行う例としては、下の親知らずの抜歯の際、親知らずの根っこの先端と下顎の骨の中にある下歯槽神経という神経が近接している場合があります。2次元の画像では親知らずと神経がぶつかっているように見えても奥行きを把握できるCTで見てみるとぶつかっていないことなどはよくあります。
このように、2次元のレントゲンでは把握しきれない細かい部分を鮮明にみることができるのがCT画像の強みです。また、神経の治療での歯の中の複雑な神経の走行を把握できたり、インプラントのオペの際にインプラント体を埋入する位置を正確に決めたりと、現在の歯科治療では欠かせない機械となっています。
ベラビューX800の特徴
モリタのベラビューX800の特徴は、なんといってもその画像の鮮明さです。これにより、細部までレントゲン画像での評価が可能となり、難しい症例などの診断も的確に行うことができます。また、この装置ではパノラマX線画像と呼ばれる口腔内全体を2次元の一枚のレントゲンで撮影することも可能です。
この方法は従来からよく使われる方法ですが、より鮮明な画像が撮影可能になっていることにより、初診時の診断等でもより見過ごし、誤診が減ると考えています。

当院ではレントゲンでの評価は病気の診断に必要な場合のみ行いますので、しっかりと説明させていただいた後、必ず患者さんの同意を得てからの撮影となります。もし疑問に思うことがありましたら遠慮なく聞いていただけると幸いです。
こちらの記事もあわせてご参考にしてみてくださいね。
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